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文献概要
症例
椎骨動脈環椎部型窓形成による脊髄圧迫にて後頭神経痛を来たした1例
著者: 金景成1 水成隆之1 小林士郎1 石井新哉2 寺本明3
所属機関: 1日本医科大学付属千葉北総病院脳神経外科 2日本医科大学付属千葉北総病院内科 3日本医科大学脳神経外科
ページ範囲:P.645 - P.650
文献購入ページに移動椎骨動脈環椎部型窓形成(以下fenestrated VAと略す)は,一般的に脳血管撮影上1-2%に存在する胎生期遺残血管であり5,11-14),症状を呈することは極めて稀である.今回われわれはfene-strated VAによる脊髄圧迫にて後頭神経痛を来たし,その後症状が自然消失した症例を経験したため若干の文献的考察を加え報告する.
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