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報告記
ニューオリンズアメリカ脳神経外科学会
著者: 本郷一博1 小林茂昭1
所属機関: 1信州大学脳神経外科
ページ範囲:P.684 - P.685
文献購入ページに移動 1999年4月24日から29日まで,Russell L. Travis会長(写真中央)のもとNew Orleansにて第67回米国脳神経外科学会(AANS)が開催された.24日のopening receptionに続き,学術部門は25日から5日間に渡り開催されたが,演題は,plenary session 13題,口演112題,ポスター561題であった.ポスターの数は以前より多くなったが,口演の数は相変わらず少なめに制限され,一つの演題に比較的十分な時間が与えられていた.日本の学会総会と異なり,一つのテーマに関して多くの演題が選ばれることはなく,一つの発表の時間を十分とっているのが,AANSの特徴でもある.口演では,日本からの発表は少なかったが,今回,plenary sessionで帝京大学の中込先生がhead shaking methodを用いての脳血管攣縮予防の有効性を発表された.本会には,諸外国からの参加者も多いが,ポスターを含めると日本からの演題は46題採用されており,そのアクティビテでは高く評価される.
AANSのプログラムの中では,例年,早朝から行われるbreakfast seminarが重要な位置を占めており,今回も毎日20あまりのテーマで行われた.6時45分からの朝食のあと7時30分から,それぞれ3-4名のパネリストの発表に続き,熱心な質疑応答が行われ,2時間という時間が短く感じられるほどであった.
AANSのプログラムの中では,例年,早朝から行われるbreakfast seminarが重要な位置を占めており,今回も毎日20あまりのテーマで行われた.6時45分からの朝食のあと7時30分から,それぞれ3-4名のパネリストの発表に続き,熱心な質疑応答が行われ,2時間という時間が短く感じられるほどであった.
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