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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科27巻8号

1999年08月発行

文献概要

研究

DynamicCTを用いた急性期脳梗塞患者の予後予測

著者: 長久公彦1 森貴久1 上田博弓2 大畠義憲2 曽我部紘一郎2 森惟明1

所属機関: 1高知医科大学脳神経外科 2中村市立市民病院脳神経外科

ページ範囲:P.735 - P.741

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I.はじめに
 脳血流を測定する方法にpositron emissiontomography(PET),single photon emissioncomputed tomography(SPECT),magnetic reso-nance imaging(MRI),Xe-CTなどがあるが,すべての施設で測定が可能なわけではない.したがって,脳血流を簡便に評価できる方法があれば,一般病院で急性期脳梗塞の治療を行う上で非常に役に立つ.そこで,CT装置があれば簡単に施行できるdynamic computed tomography(D-CT)7)を用いて脳血流状態を推測できないかと考えた.CTで大きな低吸収域がまだ出現していない急性期脳梗塞患者に対してD-CTを施行し,その時間濃度曲線(time-density-curve:TDC)の特徴と予後との関係を調べることで,来院時TDCから予後を予測できないか検討した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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