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症例
血管内塞栓療法で治療した特発性血小板減少性紫斑病を合併した破裂中大脳動脈瘤の1例
著者: 岩崎真樹1 江面正幸1 高橋明2 吉本高志3
所属機関: 1広南病院血管内脳神経外科 2東北大学大学院神経病態制御学分野 3東北大学大学院神経外科学分野
ページ範囲:P.757 - P.761
文献購入ページに移動1991年,Guglielmi detachable coil(GDC)が発表されて以来,瘤内塞栓療法が破裂動脈瘤に対する治療の選択肢の一つと考えられるようになった.現在のところ,開頭術に特に問題のない症例は外科的に治療することが原則になっているが,高齢やpoor gradeの理由で血管内治療を施行する症例も増加している3,4).今回われわれは急性期に十分な血小板輸血の確保が困難だったために血管内治療を選択し,良好な予後を得た症例を経験したので報告する.
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