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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科28巻1号

2000年01月発行

文献概要

研究

Three-dimensional CT Angiography(3D-CTA)の頭蓋底静脈描出能の検討—subtemporal approachへの利用

著者: 鈴木泰篤1 松本清1

所属機関: 1昭和大学脳神経外科 2セコメディツク病院脳神経外科

ページ範囲:P.17 - P.22

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I.はじめに
 近年脳動脈瘤の診断などを中心に頭蓋内動脈系の検索にthree-dimensional computed tomogra-phy angiography(3D-CTA)が広く用いられるようになった11-13).それに伴い同時に描出される静脈系の判読のための知識も必要となっているが,正常の静脈とそのバリエーションに関して述べた報告はほとんどない5).一方,頭蓋内の手術を行う場合,頭蓋内静脈系のバリエーションを充分理解し,各症例でその走行を正確に把握しておくことはきわめて重要である.今回われわれはinfe-rior temporal veinの検索に3D-CTAを用い,その描出能とバリエーションをdigital subtractionangiography(DSA)と比較し検討した.subtem-poral approachに関係する静脈系検索への3D-CTAの利用について考察し報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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