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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科28巻11号

2000年11月発行

文献概要

解剖を中心とした脳神経手術手技

後頭蓋窩硬膜動静脈瘻の血管内手術に必要な血管解剖

著者: 宮地茂1 岡本剛1 根来真1 吉田純1

所属機関: 1名古屋大学大学院医学研究科脳神経病態制御学講座脳血管内治療学,脳神経外科学

ページ範囲:P.951 - P.962

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I.はじめに
 後頭蓋窩の硬膜動静脈瘻(dural arteriovenous fistula:DAVF)は主として横・S状静脈洞に発生するが,marginal sinus,tentorial sinusにも時に見られる.その血管内治療としては現在経静脈的な塞栓術(sinus coil packing)が根治的手術として最も普及しているが6,10,16,17,33,36,40),high shuntの場合や,正常静脈が開口していたりアクセスが困難な場合には経動脈的塞栓術も行われる.本稿では,両治療において必要とされる血管解剖,予期される危険に対する知識を含めた放射線学的解剖について概説する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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