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症例
血管形成術後に視機能の改善を示した腕頭動脈狭窄症の1例
著者: 佐々木輝夫1 小笠原邦昭1 紺野広1 鈴木倫保1 小川彰1
所属機関: 1岩手医科大学脳神経外科
ページ範囲:P.1101 - P.1104
文献購入ページに移動腕頭動脈の動脈硬化性狭窄性病変は頸動脈の同病変に比して稀な病態であるが,網膜の虚血症状を来すことがあるとされている2,7,9).一方,近年の血管内手術の進歩に伴い,この部位においても血管形成術が試みられている6,13,14).
今回われわれは,網膜循環の低下により視機能の障害を来した腕頭動脈狭窄症に対し,血管形成術を施行し,症状の改善を認めた1例を経験したので報告する.
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