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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科28巻3号

2000年03月発行

文献概要

症例

視床出血に続発した脳膿瘍の1例

著者: 岡見修哉12 川俣貴一1 笹原篤1 山里道彦1 河村弘庸1

所属機関: 1牛久愛和総合病院脳神経外科 2東京女子医科大学脳神経センター脳神経外科

ページ範囲:P.275 - P.279

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I.はじめに
 今日では,CTなどの画像診断による早期発見が可能になったことと,各種抗生物質の開発により脳膿瘍の死亡率は激減した17,18).しかし,その発見,診断が遅れれば致命的となることには変わりはない.
 脳膿瘍は脳卒中に続発することは稀であるが,今回,高血圧性視床出血発症後に,脳膿瘍を続発した例を経験した.感染徴候を伴わなかったために初期診断に苦慮したので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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