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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科28巻5号

2000年05月発行

文献概要

研究

Cleanな脳外科手術における予防的抗生物質投与の有効性—7日間投与と1日投与の比較

著者: 藤原和則12 須田志優2 鮱名勉1

所属機関: 1岩手県立磐井病院脳神経外科 2岩手県立磐井病院麻酔科 3東北大学脳神経外科

ページ範囲:P.423 - P.427

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I.はじめに
 脳外科手術の多くはclean operationに分類されるが,術後感染は周術期における最も重大な合併症であるため,ほとんどの施設で予防的に抗生物質を投与していると思われる.過去の多くの研究から,抗生物質の予防的投与が術後感染予防に有効であることが示されてきた2,9,13,16)が,具体的にいつ,何を,どの位の期間投与するかは未だに議論の多い問題であり,特に,どの位の期間投与すべきかを詳細に検討した報告は少ない.これまで当科においては,抜糸までの術後約7日間にわたって抗生物質を投与していたが,今回,術当日のみ投与するプロトコールを設定し,その有効性を検討したので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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