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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科28巻6号

2000年06月発行

文献概要

研究

脳卒中患者の急性期外科的治療の現況—特に脳梗塞について

著者: 丹羽潤1 久保田司1 千葉昌彦1 三上毅1 岡真一1

所属機関: 1市立函館病院脳神経外科

ページ範囲:P.499 - P.504

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Ⅰ.はじめに
 1985年に市立函館病院の救命救急センターに脳卒中診療部門が設立されて以来,函館市内はもとより南北海道の各施設から多くの脳卒中患者が搬送されてくる.脳出血やくも膜下出血に対する急性期外科治療はもちろんのことであるが,最近は血管内手術の進歩により脳梗塞に対しても急性期治療が行われるようになった4,9,11).しかしこれまで脳梗塞急性期患者に対してどのくらいの割合で外科的治療が行われているか詳細に検討された報告は見られない13).今回過去4年間に当院に搬入された脳卒中患者の動向と特に脳梗塞の急性期外科的治療(外科手術と血管内治療)の現状について検討したので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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