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文献概要
症例
四肢麻痺を呈した化膿性頸椎椎間板炎の2例
著者: 西村英祥12 上村喜彦1 福田俊一1 鎌田喜敬1 森脇拓也1
所属機関: 1市立舞鶴市民病院脳神経外科 2高松赤十字病院脳神経外科
ページ範囲:P.631 - P.637
文献購入ページに移動化膿性脊椎炎の診断は画像的にはMRIの出現により容易となっているが,臨床的には合併症の兼ね合いなど複雑な臨床経過をとる場合も多い.今回われわれは頸椎椎間板炎をきっかけに急性期に硬膜外膿瘍により四肢麻痺を呈した例,亜急性期に椎体の後彎変形により四肢麻癖を呈した例に対して,ともに手術治療を行い良好な結果を得た.文献的考察を交えて報告する.
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