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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科28巻9号

2000年09月発行

文献概要

症例

側頭骨錐体部に発生した類上皮腫の2症例

著者: 黛豪恭13 加藤功1 会田敏光1 佐藤信清2 澤村豊3

所属機関: 1函館中央病院脳神経外科 2函館中央病院耳鼻咽喉科 3北海道大学医学部神経病態学講座脳神経外科

ページ範囲:P.797 - P.802

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I.はじめに
 類上皮腫は全頭蓋内腫瘍の1.3%を占め5),ほとんどが硬膜内に発生し好発部位は小脳橋角部・傍鞍部である.頭蓋骨板間層などの硬膜外からの発生は全類上皮腫の約10%と少なく,約半数が側頭骨錐体部に発生する.今回,末梢性顔面神経麻痺で発症した側頭骨錐体部類上皮腫の稀な2症例を経験したので若干の文献的考察を加えて報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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