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症例
紡錘状椎骨-脳底動脈動脈瘤に対するステントとコイルの血管内治療
著者: 森実飛鳥12 坂井信幸1 永田泉1 中原一郎1 酒井秀樹1 菊池晴彦1
所属機関: 1国立循環器病センター脳神経外科 2京都大学医学部大学院脳神経外科
ページ範囲:P.811 - P.816
文献購入ページに移動明瞭なネックを持たない大型紡錘状脳動脈瘤の治療は非常に難しく,直達手術にせよ,血管内手術にせよ,母血管を閉塞せざるを得ないのが現状である.しかし椎骨脳底動脈には脳幹への穿通枝が存在するため,通常これを無視した長い距離の母血管閉塞はできない.くも膜下出血で発症した紡錘状椎骨脳底動脈瘤に対し,頭蓋内ステントを併用したコイル塞栓術を施行した.この治療の問題点,今後の課題などの考察を加え報告する.
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