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報告記
第7回国際脳血管攣縮カンファランス(7th International Conference on Cerebral Vasospasm:ICCV 2000)印象記
著者: 小野成紀1 伊達勲1
所属機関: 1岡山大学脳神経外科
ページ範囲:P.834 - P.835
文献購入ページに移動さて,インターラーケンと言う場所について,スイスを観光されたことのある方にことさら説明を加えるまでもないのではあるが,一応,一通りの説明は必要であろう.インターラーケンはチューリッヒ国際空港から列車で約2時間半,スイスのちょうど臍の部分に位置する.その名の通り街は氷河に削られた2つのフィヨルド湖の間に鎮座し,かつヨーロッパで6番目に高い美峰ユングフラウ(Fig. 2)を背景に纏い,その絶好のロケーションから,冬は多くのスキーヤーの基地として,夏は世界の避暑地として人々の声が途絶えることがない.また,誰もが知る,ヨハンナ・シュピーリ原作,「アルプスの少女ハイジ」のまさに舞台になった,急峻な岩肌の合間にひしめき合う小さな家々が間近に見えるその場所でもある.世界的には,もっとも標高の高い鉄道駅,ユングフラウヨッホ駅が特に有名であり,そこに至るアプト式鉄道は鉄道マニアでなくとも一度は耳にしたことがある言葉ではなかろうか.
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