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研究
ナビゲーションシステムを利用した経蝶形骨洞手術
著者: 阿部雅光1 鵜殿弘貴1 田渕和雄1 内野晃2
所属機関: 1佐賀医科大学脳神経外科 2佐賀医科大学放射線科
ページ範囲:P.31 - P.38
文献購入ページに移動近年,低侵襲脳神経外科治療(minimally inva-sive neurosurgery)が脚光を浴びるようになり,トルコ鞍部病変に対する経蝶形骨洞手術においても内視鏡下に手術の全行程を行う方法が報告されている5,8,12).顕微鏡下経蝶形骨洞手術においても必要最小限の切開,剥離で操作が行われるようになった2,6,10).通常,狭い術野ではより正確なオリエンテーションを必要とするが,このような手術操作を支援する技術として手術ナビゲーションが急速に発達し,最近では実用的な機器が開発されてきている7,11,13).われわれはナビゲーションシステムを利用した経蝶形骨洞手術を行ってきたので,今回その有用性と問題点について検討を加え,報告する.
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