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研究
未破裂脳動脈瘤の治療戦略
著者: 村田高穂1 鶴野卓史1 下竹克美1 寺川雄三1 西尾明正2 西嶋義彦2 吾郷一郎2
所属機関: 1穂翔会村田病院脳神経外科 2大阪市立大学脳神経外科
ページ範囲:P.943 - P.949
文献購入ページに移動未破裂脳動脈瘤(以下未破裂瘤)の治療法については,血管内手術による瘤内GDCコイル塞栓術(以下coiling)が導入され,その治療戦略の幅が広がった7,8).しかし,この度のinternational studyで,破裂の危険性はこれまでいわれていたものよりもずっと低いことが報告され,とくに無症候性の未破裂瘤については,その外科治療の適応が再問題化されている3,34).
ここでは,過去16年間に経験した未破裂瘤110例のうち,処置例62例,未処置(経過観察)例48例につき分析し,とくにその外科治療戦略について検討した.
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