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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科29巻11号

2001年11月発行

文献概要

症例

ステントによる血管形成術を施行した頭蓋内椎骨・脳底動脈狭窄症の3例

著者: 矢野俊介1 宝金清博2 阿部悟1 齋藤久寿1 黒田敏2 浅野岡3 牛越聡3 岩﨑喜信2

所属機関: 1札幌麻生脳神経外科病院 2北海道大学医学部脳神経外科 3北海道大学医学部放射線科

ページ範囲:P.1081 - P.1090

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I.はじめに
 椎骨脳底動脈狭窄症に対しては,抗血小板剤などによる内科的治療が一般的である.血管吻合術などの外科的治療も行われているが,手技が困難であり,合併症の危険性のわりにその効果は十分ではないとの報告もある.また,症候性脳底動脈狭窄症の内科的治療群での再発率は年間10%前後と高く,その症状は重篤で,死亡例も少なくない,われわれは,頭蓋内・椎骨脳底動脈狭窄症に対しステントによる血管形成術を施行した3例を経験したので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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