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症例
ステントによる血管形成術を施行した頭蓋内椎骨・脳底動脈狭窄症の3例
著者: 矢野俊介1 宝金清博2 阿部悟1 齋藤久寿1 黒田敏2 浅野岡3 牛越聡3 岩﨑喜信2
所属機関: 1札幌麻生脳神経外科病院 2北海道大学医学部脳神経外科 3北海道大学医学部放射線科
ページ範囲:P.1081 - P.1090
文献購入ページに移動椎骨脳底動脈狭窄症に対しては,抗血小板剤などによる内科的治療が一般的である.血管吻合術などの外科的治療も行われているが,手技が困難であり,合併症の危険性のわりにその効果は十分ではないとの報告もある.また,症候性脳底動脈狭窄症の内科的治療群での再発率は年間10%前後と高く,その症状は重篤で,死亡例も少なくない,われわれは,頭蓋内・椎骨脳底動脈狭窄症に対しステントによる血管形成術を施行した3例を経験したので報告する.
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