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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科29巻2号

2001年02月発行

文献概要

研究

破裂末梢性後下小脳動脈瘤—自験例13例14個の分析

著者: 姉川繁敬1 林隆士1 鳥越隆一郎1 中川摂子1 古川義彦1 友清誠1

所属機関: 1聖マリア病院脳神経センター脳神経外科

ページ範囲:P.121 - P.129

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I.はじめに
 後下小脳動脈(PICA)が椎骨動脈(VA)より分岐したあとの末梢部に発生する脳動脈瘤(dPICAAN)は少ない.発生頻度は全脳動脈瘤の0.5〜3%であろうとされ11,12,25),比較的稀なものと考えられる.われわれは過去10年間に経験した740症例の破裂脳動脈瘤のうちの13症例(1.7%)に14個のdPICA ANを経験した.われわれの経験について報告すると共に,dPICA ANに関して若干の検討を加えたので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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