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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科29巻2号

2001年02月発行

文献概要

症例

側脳室のentrapmentを来し,脳室拡大なく著明な浮腫を生じた脳膿瘍・脳室炎の1例

著者: 安原隆雄1 中川実1 寺井義徳1 吉野公博1 藤本俊一郎1 日下昇2

所属機関: 1香川労災病院脳神経外科 2岡山大学医学部脳神経外科

ページ範囲:P.151 - P.156

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I.はじめに
 脳膿瘍の治療過程において脳室炎を合併し,側脳室側角のentrapmentを来すことはよく知られている1,2,3).その際,孤立した側脳室内に脈絡叢があれば脳室拡大を来すことが多い.今回,脳膿瘍の治療過程で脳室炎に伴う側脳室三角部の癒着により側脳室側角のentrapmentを来したが,脳室拡大なく,著明な脳浮腫を呈した1例を経験したので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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