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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科29巻3号

2001年03月発行

文献概要

研究

放射線照射を受けた小児germ cell tumor症例の進学状況

著者: 中溝玲1 稲村孝紀1 伊野波諭1 西尾俊嗣1 池﨑清信1 福井仁士1

所属機関: 1九州大学大学院医学系研究科脳神経外科

ページ範囲:P.227 - P.231

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I.はじめに
 小児悪性脳腫瘍は外科的療法,放射線療法,化学療法の進歩により長期生存例が増加してきた.放射線療法はほとんどの小児悪性脳腫瘍に欠かせない治療であるが,長期生存例において成長・高次脳機能障害,遅発性放射線壊死,放射線誘発性腫瘍などが問題となっている.放射線照射が脳高次機能に与える影響については,知能テスト等の評価法が煩雑で,時間がかかることもあり詳細には検討されていない.今回われわれは長期生存例が多いgerm cell tumorの症例において現時点での進学状況を検討した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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