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読者からの手紙
読者からの手紙
著者: 青木信彦1
所属機関: 1都立府中病院脳神経外科
ページ範囲:P.279 - P.279
文献購入ページに移動 医学論文は臨床的に有用と考えられる内容が重視され,実際に日常の臨床に貢献しています.しかし,発表後に年月が経ち,臨床経験も多くなるにつれて,当初の発表内容が不適切であると判明することもまれではないように思われます.そのような場合,著者自身もそのこと(つまり,当初,考えていたことが不適切であったということ)を明確にすることも医学に携わる者にとっては重要なことと考えられます.
最近,貴誌にて発表されたair in epidural he-matoma3)に関する論文の中でも指摘されましたように,小生が15年前に経験し,当時の少ない経験から,臨床的に有意義であろうと考えて発表した現象(air in acute epidural hematoma)1)は,その後の多くの経験から意味のないものであると理解されるようになりました.小生自身もその後も多くの症例に遭遇し,臨床経過は通常のacuteepidural hematomaと変わるところはないと考えるようになりました.そのような経緯をふまえて,次のような文章を公表させていただきます.
最近,貴誌にて発表されたair in epidural he-matoma3)に関する論文の中でも指摘されましたように,小生が15年前に経験し,当時の少ない経験から,臨床的に有意義であろうと考えて発表した現象(air in acute epidural hematoma)1)は,その後の多くの経験から意味のないものであると理解されるようになりました.小生自身もその後も多くの症例に遭遇し,臨床経過は通常のacuteepidural hematomaと変わるところはないと考えるようになりました.そのような経緯をふまえて,次のような文章を公表させていただきます.
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