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文献概要
症例
Germinoma症例の化学療法後に発生したB型急性肝炎の1症例
著者: 上坂十四夫1 稲村孝紀1 池崎清信1 中溝玲1 吉本幸司1 伊野波諭1 福井仁士1
所属機関: 1九州大学大学院医学研究院脳神経外科
ページ範囲:P.465 - P.469
文献購入ページに移動胚細胞腫をはじめとして化学療法が行われる脳腫瘍は多い2,3,6,8,10,11,12,16).しかしながら,化学療法による骨髄抑制のためB型肝炎ウイルス(HBV)をはじめとする不顕性感染症が活性化することがある4,5,13).今回われわれはB型肝炎HBs抗原陽性患者に行った化学療法によって,HBが活性化して急性肝炎へ移行した症例を経験したので,文献的考察を加えて報告する.
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