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症例
Radiation-induced arterial injuryによる両側内頸動脈狭窄に対しステント留置術を行った1症例
著者: 大田元1 坂井信幸1 永田泉1 酒井秀樹1 東登志夫1 高橋淳1
所属機関: 1国立循環器病センター脳神経外科
ページ範囲:P.559 - P.563
文献購入ページに移動放射線障害による内頸動脈(ICA)狭窄症に対する治療として従来から頸動脈内膜剥離術(CEA)が行われているが,血管周囲組織のfibrosisにより剥離に難渋するなど,手技的困難な状況が存在することが報告されている1,5,9,11).近年血管内治療の発達により経皮的血管形成術(PTA)やステント留置術が比較的安全に行われるようになり,CEA困難症例には代わり得る治療法として試みられている3,16).今回われわれは,放射線障害による両側ICA狭窄症に対しステント留置術を行い良好な結果が得られたので,文献的考察を含め報告する.
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