文献詳細
文献概要
症例
脳幹部thrombosed AVMの1例
著者: 佐々木久里1 清水夕貴1 氏家弘1 久保長生1 堀智勝1
所属機関: 1東京女子医科大学脳神経センター脳神経外科
ページ範囲:P.653 - P.657
文献購入ページに移動近年の画像診断,microsurgeryおよび術中モニタリングの進歩によって,脳幹部病変は脳外科医にとってchallengingな領域ではなく,積極的かつ安全に手術のなされる領域になってきた.最近では,1999年Porterら11)が脳幹部海綿状血管腫86例,2000年Steinbergら15)が脳幹部angiog-raphically occult vascular malformation(AOVM)42例の良好な外科的治療成績を報告している.今回われわれは,出血で発症した脳幹部血管病変に対して,海綿状血管腫の術前診断にて摘出術を行った.しかし術中に動脈性の出血を伴い摘出に苦労し,病理組織学的にthrombosed AVMと診断された.脳幹部thrombosed AVMの報告例はきわめてめずらしいため,文献的考察を加え報告する.
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