icon fsr

文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科29巻7号

2001年07月発行

文献概要

症例

放射線治療が著効した放射線誘発Glioblastomaの1例

著者: 福井公子1 稲村孝紀1 中溝玲1 池﨑清信1 伊野波諭1 中村和正2 松崎彰信3 福井仁士3

所属機関: 1九州大学大学院医学研究院脳神経外科 2九州大学大学院医学研究院放射線科 3九州大学大学院医学研究院小児科

ページ範囲:P.673 - P.677

文献購入ページに移動
I.はじめに
 放射線誘発脳腫瘍は同じ組織型の自然発生腫瘍に比べ,悪性度が高く予後が悪いと言われている6,7,9).また,安全な放射線照射線量が少なくなることが予想されるため,十分な線量を照射しにくいことが治療上問題となってくる9).今回,われわれは予後不良と予測された放射線誘発神経膠芽腫に対し放射線療法が著効した例を経験したので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?