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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科29巻7号

2001年07月発行

文献概要

症例

鞍上部に発生した血管芽細胞腫と胸髄髄膜腫を合併した1例

著者: 池田充1 朝田雅博1 山下晴央1 石川朗宏1 玉木紀彦2

所属機関: 1淀川キリスト教病院脳神経外科 2神戸大学医学部脳神経外科

ページ範囲:P.679 - P.683

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I.はじめに
 血管芽細胞腫は,一般に成人の小脳半球に好発する良性腫瘍であるが,天幕上の発生は稀である.Francoisらの報告では血管芽細胞腫の天幕上での発生は2.9%に過ぎないとしている5).Morel-loとBianchiらの1963年の報告では1,483例の天幕上腫瘍で血管芽細胞腫は2例のみと述べている8)
 今回われわれは,鞍上部に発生した血管芽細胞腫と胸髄髄膜腫を合併した1例を経験したので若干の考察を加えて報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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