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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科29巻9号

2001年09月発行

文献概要

症例

Brown-Séquard' s症候群で発症した特発性高位頸髄くも膜下血腫の1例

著者: 奥野修三1 森本哲也1 榊寿右1

所属機関: 1奈良県立医科大学脳神経外科

ページ範囲:P.851 - P.855

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I.はじめに
 脊髄くも膜下腔に限局性の血塊を形成したものは脊髄くも膜下血腫と呼ばれており,原因が明らかでない特発例は過去に13例の報告があるのみである1,6,8,10,12-15,17,18).その大多数が胸椎レベルに発生し病態,治療計画,および予後に関する特異性から脊髄くも膜下出血とは別個に取り扱われてきた.
 今回われわれは,Brown-Séquard’s症候群で発症した高位頸髄背側のくも膜下血腫を経験したので文献的考察を加え報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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