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症例
Brown-Séquard' s症候群で発症した特発性高位頸髄くも膜下血腫の1例
著者: 奥野修三1 森本哲也1 榊寿右1
所属機関: 1奈良県立医科大学脳神経外科
ページ範囲:P.851 - P.855
文献購入ページに移動脊髄くも膜下腔に限局性の血塊を形成したものは脊髄くも膜下血腫と呼ばれており,原因が明らかでない特発例は過去に13例の報告があるのみである1,6,8,10,12-15,17,18).その大多数が胸椎レベルに発生し病態,治療計画,および予後に関する特異性から脊髄くも膜下出血とは別個に取り扱われてきた.
今回われわれは,Brown-Séquard’s症候群で発症した高位頸髄背側のくも膜下血腫を経験したので文献的考察を加え報告する.
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