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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科3巻1号

1975年01月発行

文献概要

研究

副中大脳動脈

著者: 渡辺徹1 東郷実1 渋谷倢1 吉田康成1 天羽正志1 福光太郎1

所属機関: 1静岡労災病院脳神経外科

ページ範囲:P.31 - P.35

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Ⅰ.はじめに
 内頸動脈或いは前大脳動脈から起こり,中大脳動脈主幹と平行に側方に走り中大脳動脈支配領域の一部分に分布する,異常動脈は副中大脳動脈と呼ばれている.
 Crompton2)並びにJain7)によってこの異常動脈が剖検脳の約3%に存在することが指摘されたが,これを生体で脳動脈写によって発見したのは,1968年,半田ら5)が最初であった.その後,脳動脈写によって発見された症例の報告が2,3なされてきたが,剖検例に比較するとはるかに少なく,13例(14個)5,6,8,10,11)に止まっている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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