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研究
Astrocytoma-GlioblastomaseriesにおけるCorticosteroidの細胞増殖抑制効果—Combined Vasopressin-Corticosteroid Therapyに関連して
著者: 梶川博1
所属機関: 1広島大学第2外科
ページ範囲:P.51 - P.56
文献購入ページに移動Ⅰ.はじめに
Bernard-Weilら1)によって提唱されたいわゆるvasopressin-corticosteroid併用療法は,gliomaとくに再発glioblastomaに対する非手術的療法の1つとして注目されてきている.この療法の理論を要約すると,生理的にはたがいに拮抗作用を有するとされているvasopressinとcorticosteroidを併用することによって,両者に対する生体のfeed back機構を利用してhypervasopressinismをcontrolしあわせてcorticosteroidの持つ抗浮腫作用,抗炎症作用など,脳腫瘍の治療上好ましい作用を持続さるということであるが,臨床応用にあたっては後に述べるごとく多くの研究課題が残されている.本稿では人のastrocytoma-glioblastoma由来の腫瘍細胞のin vitroにおける増殖能に及ぼすcorticosteroidの影響について述べてみたい.
Bernard-Weilら1)によって提唱されたいわゆるvasopressin-corticosteroid併用療法は,gliomaとくに再発glioblastomaに対する非手術的療法の1つとして注目されてきている.この療法の理論を要約すると,生理的にはたがいに拮抗作用を有するとされているvasopressinとcorticosteroidを併用することによって,両者に対する生体のfeed back機構を利用してhypervasopressinismをcontrolしあわせてcorticosteroidの持つ抗浮腫作用,抗炎症作用など,脳腫瘍の治療上好ましい作用を持続さるということであるが,臨床応用にあたっては後に述べるごとく多くの研究課題が残されている.本稿では人のastrocytoma-glioblastoma由来の腫瘍細胞のin vitroにおける増殖能に及ぼすcorticosteroidの影響について述べてみたい.
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