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総説
レーザの脳・神経外科領域への応用
著者: 渥美和彦1 西坂剛1
所属機関: 1東京大学医学部医用電子研究施設
ページ範囲:P.797 - P.803
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レーザは,1)単色性,2)指向性,3)集束性,4)高輝度などの点において,すぐれたコーヒーレント(coherent)な光線であり,従来の非コーヒーレントな光線では考えられない多くの特色をもっている.
宇宙におけるレーザ通信や計測,プラズマ発光や微小点の溶接加工などとレーザの工学分野での応用はきわめて広い.最近,医学の分野1)においても,レーザドプラー法による血流計測2),あるいはホログラフィによる立体画像3),ダブルパルスホログラフィ法による微小変位の計測4)などの新しい計測方法が開発されている.また,微小点へ集中された高エネルギーを利用して,細胞外科5),レーザ発光分光分析法6),レーザメス7),などの応用が研究されているが,レーザの光としての特殊効果を利用して,網膜剥離に対する光凝固(laser photocoagulation)8)やがんへの破壊効果9)などが検討されている.
レーザは,1)単色性,2)指向性,3)集束性,4)高輝度などの点において,すぐれたコーヒーレント(coherent)な光線であり,従来の非コーヒーレントな光線では考えられない多くの特色をもっている.
宇宙におけるレーザ通信や計測,プラズマ発光や微小点の溶接加工などとレーザの工学分野での応用はきわめて広い.最近,医学の分野1)においても,レーザドプラー法による血流計測2),あるいはホログラフィによる立体画像3),ダブルパルスホログラフィ法による微小変位の計測4)などの新しい計測方法が開発されている.また,微小点へ集中された高エネルギーを利用して,細胞外科5),レーザ発光分光分析法6),レーザメス7),などの応用が研究されているが,レーザの光としての特殊効果を利用して,網膜剥離に対する光凝固(laser photocoagulation)8)やがんへの破壊効果9)などが検討されている.
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