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手術手技
頭蓋形成手術の進歩—頭皮大欠損の修復とcranio-facial surgeryについて
著者: 福田修1
所属機関: 1東京大学形成外科
ページ範囲:P.805 - P.811
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形成外科では,体表面の組織欠損,ないし変形の修復が,主目標として取り扱われるが,脳神経外科領域にあっても,頭皮の欠損,前頭骨,酷骨,頬骨等,顔面骨の骨折や欠損,あるいはhypertelorismの如き奇形等で,共同作業を行なうことが多くなりつつあり,一層緊密な関係を保つことによって,大きな進歩を遂げ得るものと期待している.ここでは,大きな頭皮欠損修復の方法と,最近,世界の注目を集め出したcranio-orbito-facial surgeryの二項目について紹介してみたい.
形成外科では,体表面の組織欠損,ないし変形の修復が,主目標として取り扱われるが,脳神経外科領域にあっても,頭皮の欠損,前頭骨,酷骨,頬骨等,顔面骨の骨折や欠損,あるいはhypertelorismの如き奇形等で,共同作業を行なうことが多くなりつつあり,一層緊密な関係を保つことによって,大きな進歩を遂げ得るものと期待している.ここでは,大きな頭皮欠損修復の方法と,最近,世界の注目を集め出したcranio-orbito-facial surgeryの二項目について紹介してみたい.
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