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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科3巻10号

1975年10月発行

文献概要

研究

Glioblastomaの長期生存例と化学療法

著者: 竹内一夫1

所属機関: 1杏林大学脳神経外科

ページ範囲:P.815 - P.820

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Ⅰ.はじめに
 Glioblastoma multiformeを主とするいわゆる悪性神経膠腫(highly malignant glioma)に対する治療成績は今なお貧しく,手術および種々の補助療法にもかかわらず,大部分の症例は術後1年以内に死亡している.この点では最近まで脳神経外科医がほとんど手をつけなかった転移性脳腫瘍にほぼ匹敵するほどの予後不良な腫瘍である.ただ多くの研究によって術後の放射線療法は短期間ながら延命効果をもたらすことが確認されている(Taveras et al.14),Hitchcock & Sato4),Jelsma & Bucy5,6),Weir15),Stage et al.10).筆者は従来より補助療法として更に化学療法を追加することにより,治療成績の一層の向上を期してきたが,その"上乗せ効果"について検討してみたいと思う.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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