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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科3巻10号

1975年10月発行

文献概要

症例

上位頸椎Osteochondromaの1治験例

著者: 三森研自1 大塚邦夫1 岩崎喜信1 矢田賢三2

所属機関: 1北海道大学脳神経外科 2北里大学脳神経外科

ページ範囲:P.867 - P.871

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Ⅰ.はじめに
 Osteochondromaは最も普通にみられる骨の良性腫瘍の1つである.この腫瘍は長管骨に好発し,また肩甲骨,腸骨等の扁平骨にも発生する.Osteochondromaが脊椎に発生するのは,きわめて稀とされており,脊椎に発生した場合には,その発育方向により,脊髄,神経根を圧迫し,重篤な神経症状を生ぜしめる可能性がある.我々は,最近,上位頸椎に発生したOsteochondromaの1例を経験したので,これに若干の文献的考察を加えて報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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