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手術手技
Microvascular surgeryの基本手技
著者: 波利井清紀1
所属機関: 1東京警察病院形成外科
ページ範囲:P.889 - P.901
文献購入ページに移動Ⅰ.はじめに
脳神経外科領域においては,Jacobson & Donaghy(1962)1),Kurze(1964)2),Pool(1966)13),Jannetta(1968)4)らにより,手術用顕微鏡によるInicrosurgical techniqueを用いた新しい手術手技が導入された.我が国においても,数年来,盛んにmicrosurgeryによる脳神経外科手術が行われ,今や脳神経外科領域において必須の手技となりつっある5).
一般にmicrosurgeryは手術用顕微鏡(又は手術用ルーペ)を利用した拡大視野下に行う手術を総称しており,細分するとmicrosurgical dissection(脳神経外科においては,脳動脈瘤のクリッピングやある種の脳腫瘍の剔出において最も多用されている顕微鏡下における剥離手技),microneurosurgery(神経のmicrosurgery),および細小血管を扱うmicrovascular surgeryがあり,その手技を習得することは容易ではない.
脳神経外科領域においては,Jacobson & Donaghy(1962)1),Kurze(1964)2),Pool(1966)13),Jannetta(1968)4)らにより,手術用顕微鏡によるInicrosurgical techniqueを用いた新しい手術手技が導入された.我が国においても,数年来,盛んにmicrosurgeryによる脳神経外科手術が行われ,今や脳神経外科領域において必須の手技となりつっある5).
一般にmicrosurgeryは手術用顕微鏡(又は手術用ルーペ)を利用した拡大視野下に行う手術を総称しており,細分するとmicrosurgical dissection(脳神経外科においては,脳動脈瘤のクリッピングやある種の脳腫瘍の剔出において最も多用されている顕微鏡下における剥離手技),microneurosurgery(神経のmicrosurgery),および細小血管を扱うmicrovascular surgeryがあり,その手技を習得することは容易ではない.
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