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総説
脳卒中の診断—臨床および病理診断の不一致例の検討
著者: 亀山正邦12
所属機関: 1東京都養育院付属病院内科神経内科 2現籍:京都大学老年医学講座
ページ範囲:P.967 - P.974
文献購入ページに移動Ⅰ.はじめに
脳卒中とは症候群であり,それを起こす原因疾患の鑑別が重要なことはいうまでもない.鑑別法としては,各種の診断基準1-3)が広く用いられているが,確診を得るためには,多くの場合,補助診断が必要である.しかし,それらの解説を試みることは,本稿の目的ではない.本稿では,むしろ脳卒中の誤診例について,症例を呈示しながら反省を加えてみたいと思う.
脳卒中とは症候群であり,それを起こす原因疾患の鑑別が重要なことはいうまでもない.鑑別法としては,各種の診断基準1-3)が広く用いられているが,確診を得るためには,多くの場合,補助診断が必要である.しかし,それらの解説を試みることは,本稿の目的ではない.本稿では,むしろ脳卒中の誤診例について,症例を呈示しながら反省を加えてみたいと思う.
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