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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科3巻12号

1975年12月発行

文献概要

手術手技

腰椎ヘルニアの手術

著者: 畠中坦1

所属機関: 1帝京大学脳神経外科

ページ範囲:P.975 - P.980

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Ⅰ.緒言--欧米・日本での歴史と現況
 欧米での脳神経外科クリニックを見学したものが一様に言うのは,病棟入院患者の1/2-3/4が「腰椎椎間板ヘルニア」の患者であるという事実である.
 私が,マックギル大学のモントリオール神経学研究所病院の脳神経外科に暫らく働いたときも,ほとんど毎日のようにヘルニアの新患者が入院し手術して10日以内ぐらいで退院するという単調な同じことの繰り返しには,内心うんざりしたものであった.当時まだ助教授で40歳台であったGilles Bertrandはすでに2000例以上を手術して「ヘルニアの再発は1例もない」とボソリと私に語った.今では彼の椎間板ヘルニア手術症例数は恐らく4000例を越えている筈である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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