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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科3巻12号

1975年12月発行

文献概要

研究

小脳テントに浸潤したグリオーマにおける内頸動脈テント枝の脳血管造影所見

著者: 奥寺利男1 高橋睦正2 三原桂吉1 徳永光雄1 朝長正道3 北村勝俊3

所属機関: 1九州大学放射線科 2秋田大学放射線科 3九州大学脳神経外科

ページ範囲:P.981 - P.991

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Ⅰ.はじめに
 内頸動脈の海綿静脈洞部から出る脳テントに分布する動脈は,X線解剖学的にSchnurerら16,およびParkinson11,12)により検討されており,脳血管造影上では,特に小脳テントメニンジオーマやテントを包含した動静脈奇形の際,病的拡張を示す例の多いことはよく知られている.
 一方、グリオーマのテントへの浸潤の際,上記テント枝に箸しい病的所見を認める場合があり,一見,メニンジオーハマや動静脈奇形との鑑別が困難なことがある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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