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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科3巻12号

1975年12月発行

文献概要

研究

後頭蓋窩腫瘍診断における脳スキャンの意義について

著者: 露無松平1 菅沼康雄1 大畑正大1 平塚秀雄1 稲葉穣1 岡田洽大2 星豊2 布施正明2 千葉一夫3 飯尾正宏3

所属機関: 1東京医科歯科大学脳神経外科 2東京都養育院附属病院脳神経外科 3東京都養育院附属病院核医学放射線部

ページ範囲:P.993 - P.1000

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Ⅰ.はじめに
 放射性同位元素による頭蓋内腫瘍病変の診断は近年の医療機器や新しいアイソトープの開発と共に,脳神経外科領域への応用価値は著しく向上してきた.しかし一般的には後頭蓋窩腫瘍に限った診断成績はテント上のものに比べて低いという悲観的見解も多いが,種々の工夫を加えることにより診断価値を向上させることができると考えられる.
 われわれは,後頭蓋窩腫瘍25例に,合計48回の脳スキャンを施行し,それに種々の工夫を加えて診断率の向上をはかったので,その結果を報告し,あわせて若干の考察を行なった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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