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研究
後頭蓋窩腫瘍診断における脳スキャンの意義について
著者: 露無松平1 菅沼康雄1 大畑正大1 平塚秀雄1 稲葉穣1 岡田洽大2 星豊2 布施正明2 千葉一夫3 飯尾正宏3
所属機関: 1東京医科歯科大学脳神経外科 2東京都養育院附属病院脳神経外科 3東京都養育院附属病院核医学放射線部
ページ範囲:P.993 - P.1000
文献購入ページに移動放射性同位元素による頭蓋内腫瘍病変の診断は近年の医療機器や新しいアイソトープの開発と共に,脳神経外科領域への応用価値は著しく向上してきた.しかし一般的には後頭蓋窩腫瘍に限った診断成績はテント上のものに比べて低いという悲観的見解も多いが,種々の工夫を加えることにより診断価値を向上させることができると考えられる.
われわれは,後頭蓋窩腫瘍25例に,合計48回の脳スキャンを施行し,それに種々の工夫を加えて診断率の向上をはかったので,その結果を報告し,あわせて若干の考察を行なった.
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