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手術手技
Craniostenosisの手術
著者: 堀浩1 上島治1
所属機関: 1奈良県立医科大学第2(脳神経)外科
ページ範囲:P.113 - P.121
文献購入ページに移動狭頭症すなわちcraniostenosisあるいは頭蓋早期癒合症craniosynostosisに対する手術はずいぶん古くから試みられている.要するに,いずれも頭蓋骨に溝を掘ったり,穴をあけたりするわけだから,その手技はあまりむずかしいものでもなく,込み入ったものでもない.それでも若干のコツはあるが,むしろ溝や穴を掘る位置にちょっとした工夫を要する.さらに真性の狭頭症ではなくて,二次的に発生してきた狭頭症や,小頭症的な病態を含む症例に手術を施す場合には,手術手技そのものよりも,これらの病態に対する深い理解が大切なのである.このような意味から,まず狭頭症・小頭症群の病態を,手術適応の考察という立場から述べてみたい.
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