文献詳細
文献概要
症例
一側内頸動脈—海綿静脈洞瘻を伴った両側内頸動脈海綿静脈洞部巨大動脈瘤
著者: 柴田尚武1 森和夫1
所属機関: 1長崎大学脳神経外科
ページ範囲:P.347 - P.352
文献購入ページに移動Ⅰ.緒言
海綿静脈洞部の特発性両側性動脈瘤の報告はきわめて少なく,Wilson & Myers17)(1963)は自験1例を加えて計12例を報告し,牧ら8)(1970)はさらに文献上集収しえた5例と自験1例を加えて計18例を報告している.
著者らはWilson & Myersの12例以外に文献上9例を加え計21例を集収しえたが,うち両側の巨大動脈瘤(血管撮影上直径2.5cm以上)は8例であり,さらにこの中で一側の特発性内頸動脈海綿静脈洞瘻を伴ったものはわずかに3例のみである.
海綿静脈洞部の特発性両側性動脈瘤の報告はきわめて少なく,Wilson & Myers17)(1963)は自験1例を加えて計12例を報告し,牧ら8)(1970)はさらに文献上集収しえた5例と自験1例を加えて計18例を報告している.
著者らはWilson & Myersの12例以外に文献上9例を加え計21例を集収しえたが,うち両側の巨大動脈瘤(血管撮影上直径2.5cm以上)は8例であり,さらにこの中で一側の特発性内頸動脈海綿静脈洞瘻を伴ったものはわずかに3例のみである.
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