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研究
外傷性気脳症(脳内脳室内)のRI-Cisternography
著者: 山口克彦1 坂井博1 比嘉恒治1 古川冨士弥1 遠藤辰一郎1 木田利之2
所属機関: 1福島県立医科大学第2外科 2福島県立医科大学放射科
ページ範囲:P.381 - P.387
文献購入ページに移動気脳症はCharie(1884)が剖検により初めて記載し,Luchett(1913)がX線検査で最初に認めた疾患である.頭部外傷の0.5-1.5%に発生するといわれ,North10)や茂木9)等の集計では約75%が前頭部に発生している.気体の局在部位により硬膜外,硬膜下,クモ膜下,脳内,脳室内気脳症の5型に分類され,X線写真でそれぞれ特徴があり鑑別できる4).最近我々は前頭洞及び篩板の骨折に伴って発生した脳内脳室内気脳症の3例を経験し,2例は手術的に他の1例は保存的に治癒させ131I-RISA cisternographyを施行する機会を得た,症例を報告するとともに術前後のcisternography所見を検討したので報告する.
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