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手術手技
内頸動脈瘤の手術
著者: 矢田賢三1 大和田隆1
所属機関: 1北里大学脳神経外科
ページ範囲:P.459 - P.465
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一般に内頸動脈瘤と呼ばれているものの中には1)intracavernous portionのもの,2)ophthalmic arteryの分岐部より発生したもの,3)後交通動脈分岐部付近より発生したもの,4)後交通動脈分岐部と,前・中大脳動脈分岐部問共り発生したもの,5)前・中大脈動脈分岐部より発生したもの等が含まれている.これらのうち,1)は直達手術の対象とならず,2)については、carotid-ophthalmic aneurysmという名前で呼ばれ,症例数も少なく(Locksley5)によれば全頭蓋内動脈瘤の5.4%),手術手技も特別の配慮を必要とする2,9)のでこれらについては本稿ではふれず,3)−4)及び5)について述べる.
3)−5)の動脈瘤は,全頭蓋内動脈瘤の14-38%4,5)を占めており,最も頻度の高い動脈瘤といえる.
一般に内頸動脈瘤と呼ばれているものの中には1)intracavernous portionのもの,2)ophthalmic arteryの分岐部より発生したもの,3)後交通動脈分岐部付近より発生したもの,4)後交通動脈分岐部と,前・中大脳動脈分岐部問共り発生したもの,5)前・中大脈動脈分岐部より発生したもの等が含まれている.これらのうち,1)は直達手術の対象とならず,2)については、carotid-ophthalmic aneurysmという名前で呼ばれ,症例数も少なく(Locksley5)によれば全頭蓋内動脈瘤の5.4%),手術手技も特別の配慮を必要とする2,9)のでこれらについては本稿ではふれず,3)−4)及び5)について述べる.
3)−5)の動脈瘤は,全頭蓋内動脈瘤の14-38%4,5)を占めており,最も頻度の高い動脈瘤といえる.
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