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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科3巻7号

1975年07月発行

文献概要

症例

特発性,両側性外頸動脈—海綿静脈洞瘻の3例

著者: 加藤誠1 牧豊1 中田義隆1 小野幸雄1 白井鎮夫1 牧野博安1

所属機関: 1千葉大学脳神経外科

ページ範囲:P.607 - P.613

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はじめに
 内頸動脈—海綿静脈洞瘻はその原因の77%は外傷性であり,残りの大部分は動脈瘤の破裂によるものといわれ6),その報告例も多い.また,外頸動脈—頭蓋内静脈洞瘻は1951年Fincher4)が報告して以来,その報告例は数多く見られるようになった.一方特発性外頸動脈—海綿静脈洞瘻は今までその報告例は文献上20例未満しかなく1-3,5,8-11,13,14,17),稀な疾患である.ここに特発性かつ両側性外頸動脈—海綿静脈洞瘻を呈した3例を経験したので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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