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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科3巻8号

1975年08月発行

文献概要

研究

実験的動脈瘤におけるelectric thrombosisの研究

著者: 宮崎正毅1 石川進1 日比野弘道1 島健1 児玉安紀1 桑原敏1 桑原倖利1 石原博文1

所属機関: 1広島大学脳神経外科

ページ範囲:P.655 - P.662

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Ⅰ.はじめに
 近年microsurgeryの導入により脳動脈瘤のclipping,ligation或いは瘤切除が確実かつ安全に行えるようになった.しかし,その発生部位,形状の複雑さからmicrosurgical techniqueを駆使してもこれらの手術が出来ず,従来行われて来たcoating法やwrapping法によらなければならない症例も皆無ではない.このような動脈瘤に対して瘤内に人為的に血栓を作成し再出血を防ぐ方法として従来からpilojection,electricthrombosis, magnetically induced metalic thrombosis, intraluninal plastics等の方法が開発されているが,未だ一般化されていない.我々はこれ等の中から血栓作成の部位,程度を制禦しやすいelectrically induced thrombosis法をとり上げ基礎的検討を加えた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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