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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科30巻1号

2002年01月発行

文献概要

症例

呼吸障害で発症し大後頭孔の減圧術により症状の改善を認めたachondroplasiaの1例

著者: 矢野俊介12 関俊隆1 飛騨一利1 岩﨑喜信1

所属機関: 1北海道大学医学部脳神経外科 2札幌麻生脳神経外科病院

ページ範囲:P.51 - P.55

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Ⅰ.はじめに
 Achondroplasiaは軟骨内の化骨異常による四肢短縮型の骨系統疾患である.常染色体優性遺伝形式をとるが,80%は突然変異である.
 Achondroplasiaの患児は時として呼吸障害を呈することがあり,乳幼児の突然死の原因となることが多い.われわれは,大後頭孔の狭窄により軽度の呼吸障害を認め,大後頭孔減圧術を施行することにより改善した,乳幼児の1症例を経験したので,若干の文献的考察を加え報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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