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症例
呼吸障害で発症し大後頭孔の減圧術により症状の改善を認めたachondroplasiaの1例
著者: 矢野俊介12 関俊隆1 飛騨一利1 岩﨑喜信1
所属機関: 1北海道大学医学部脳神経外科 2札幌麻生脳神経外科病院
ページ範囲:P.51 - P.55
文献購入ページに移動Achondroplasiaは軟骨内の化骨異常による四肢短縮型の骨系統疾患である.常染色体優性遺伝形式をとるが,80%は突然変異である.
Achondroplasiaの患児は時として呼吸障害を呈することがあり,乳幼児の突然死の原因となることが多い.われわれは,大後頭孔の狭窄により軽度の呼吸障害を認め,大後頭孔減圧術を施行することにより改善した,乳幼児の1症例を経験したので,若干の文献的考察を加え報告する.
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