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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科30巻1号

2002年01月発行

文献概要

症例

急性硬膜下血腫にて発症した多発細菌性脳動脈瘤の1例

著者: 松田剛1 清末一路2 山下正憲1 田上秀一2 岡原美香2 永冨裕文1 河野義久3

所属機関: 1永冨脳神経外科病院脳神経外科 2永冨脳神経外科病院神経放射線科 3河野脳神経外科病院脳神経外科

ページ範囲:P.73 - P.78

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Ⅰ.はじめに
 細菌性脳動脈瘤は比較的稀な疾患であり,その発症様式としてはseptic emboliによる脳梗塞発症もみられるが一般的にくも膜下出血や脳内出血にて発症することが多いとされる2,3,5,6,8,9,15,16).今回われわれは,硬膜下出血にて発症し,経カテーテル塞栓術および化学療法にて治癒した多発性細菌性脳動脈瘤の1例を経験した.その発症様式,治療法および経過観察について文献的考察を加えて報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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