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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科30巻1号

2002年01月発行

文献概要

症例

水頭症にて発症した四丘体部海綿状血管腫の1手術例

著者: 藤原聡12 大田正博1 武田哲二1 河野兼久1 武智昭彦1 河田泰実1 篠原直樹1 佐々木潮1

所属機関: 1愛媛県立中央病院脳神経外科 2深田記念会松井病院脳神経外科

ページ範囲:P.81 - P.85

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Ⅰ.はじめに
 海綿状血管腫は中枢神経系のいずれの部位にも認められる血管奇形であり,近年MRIの普及によりその報告例は増加傾向にある.脳幹部海綿状血管腫の正確なnatural historyはいまだ明らかにされていないが,他の部位のものに比べ出血率は高いといわれており4,15),致命的な出血となることもある.
 今回われわれは水頭症で発症し,手術療法を行った四丘体部海綿状血管腫の1例を経験したので,文献的考察を加えて報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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