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読者からの手紙
「治療に難渋したガンマナイフ照射後聴神経鞘腫の1例」1)に対して
著者: 山本昌昭12
所属機関: 1勝田病院水戸ガンマハウス 2東京女子医科大学第二病院脳神経外科
ページ範囲:P.101 - P.101
文献購入ページに移動まず,腫瘍の大きさに関しては最大径32mmでやや大きめであるが,ガンマナイフ治療が選択されたことに問題はない.急速に進行する神経症状がなければ,最大径35mm程度であれば今日では十分治療可能である.ただ,選択された照射線量,peripheral doseが19 Gyというのは,治療されたのが1999年とすればきわめて高い線量である.1990年代初頭まではperipheral dose 18 Gyが広く選択されていたが,この線量では顔面神経障害が高率に発生したため,1992年頃からは低線量での治療が主流となった.1993〜94年頃までには,多少情報の遅れたガンマナイフ施設でもperipheral dose 12 Gyというのがstandardとなって現在に至っている.
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