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研究
慢性硬膜下血腫例における運動麻痺出現のpositron emission topography(PET)による解析
著者: 山田真晴13 鈴木明文1 安井信之1 波出石弘1 川村伸悟1 畑澤順2
所属機関: 1秋田県立脳血管研究センター脳神経外科 2秋田県立脳血管研究センター放射線科 3公立多良木病院脳神経外科
ページ範囲:P.1053 - P.1057
文献購入ページに移動一般的に言えば,慢性硬膜下血腫は穿頭術で血腫吸引や血腫腔の洗浄を行うことで神経症状が回復する転帰良好な疾患である.しかし,その成因や病態については現在も不明な点が多い.これまでに慢性硬膜下血腫の症例について脳血流を調べた報告はされているが1-3,5,6,9-12),運動麻痺などの神経症状が出現する原因は,脳血流の低下か否かは分かっていない.今回われわれは,慢性硬膜下血腫の脳循環代謝を術前,術後に経時的にPETを用いて測定し,運動麻痺の出現について検討したので報告する.
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