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文献詳細

雑誌文献

Neurological Surgery 脳神経外科30巻10号

2002年10月発行

文献概要

症例

Staged bilateral VA occlusionを行ったくも膜下出血発症の両側椎骨動脈解離の1例

著者: 鈴山堅志1 小泉徹1 鵜殿弘貴1 白石哲也1 高瀬幸徳12 内野晃2 田渕和雄1

所属機関: 1佐賀医科大学脳神経外科 2佐賀医科大学放射線科

ページ範囲:P.1105 - P.1108

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Ⅰ.はじめに
 椎骨動脈解離は若年成人では比較的多くみられ,特に後頭蓋窩の脳卒中の重要な原因の1つとして知られている3).一般に椎骨動脈解離は一側性であることが多く,両側の椎骨動脈解離の報告は比較的稀である.今回われわれはくも膜下出血で発症した両側椎骨動脈解離に対し,二期的に両側の椎骨動脈の近位部塞栓術を行い,良好な結果を得た症例を経験したので,若干の文献的考察を加えて報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1251

印刷版ISSN:0301-2603

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